国産測位衛星「みちびき」にも着目
衛星測位に関しては、GPSの他に日本のみちびき(準天頂衛星システム)も研究対象としています。
わが国が2010年9月に打ち上げた準天頂衛星初号機「みちびき」の高精度測位実験を民間では最初に実施しました。
レーザーを応用した遠隔計測技術として、車両にGPS とともに搭載して道路空間の形状を走行計測するモバイルマッピングシステム(MMS)の研究に取り組んでいます。
道路の白線を抽出し道路線形を推定することや、路面・トンネルといったインフラの点検への活用に向けた研究をしています。

MMSによる道路線形推定

高精度GPSによる実験
デジタルツイン
静岡県が初めて県全域の点群データを公開しました。東京都など他の都道府県にも同様の動きが広まり全国的にデジタルツインの整備が進でいます。
当研究室でもデジタルツインの基礎となる3次元点群データの取得、活用についての研究を行っています。
取得についての研究ではレーザスキャナだけでなく、写真から点群データを生成するフォトグラメトリや近年活用が進められているモバイル端末搭載型LiDARを用いた研究も行っています。

モバイル端末による計測の様子

点群から作成した3次元空間